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G検定の合格ラインは何%?非公開の基準を不合格メールの「区分」から逆算、145問なら何問、模試の目標

公開 2026.10.24

G検定の合格ライン(何問正解で合格か)は、公式には公開されていません。 JDLA のよくある質問は「合格ラインおよび得点については開示しておりません」と答えています。ネットでよく見る「7割」は受験者の体感から来た数字ですが、不合格者に届くメールの「区分」と分野別得点率を組み合わせると、合格ラインは7割を大きく超えないと逆算できます。 それでも当サイトの模擬試験は、余裕を見て 80%(145問中116問) を目標ラインにしています。

この記事では、公式の回答、結果メールで分かること、不合格メールの区分から合格ラインを絞り込む方法、145問に直した問題数、模試の目標の立て方を順に説明します。

公式の回答: 合格ラインも得点も開示しない

JDLA の「G検定のよくある質問」には、「合格ラインを教えてください」という質問に「合格ラインおよび得点については開示しておりません」という回答が載っています。つまり、

合格率は毎回 JDLA のニュースで公表されています。2026年は第1回 78.77%、第2回 77.04%、第3回 82.40%、第4回 83.08%、第5回 76.97%(会場試験を含む)でした。

結果メールで分かること、分からないこと

結果は試験の2〜3週間後にメールで届きます(発表日の実績は合格発表の記事)。受験者が公開しているメールを見ると、合格と不合格で書かれる中身が少し違います。

項目 合格 不合格
合否 書かれる 書かれる
シラバス分野別得点率(8分野、小数点以下切り捨て) 書かれる 書かれる
合格ラインまでの差(区分 A〜D) — 書かれる
総合得点率・設問ごとの正誤 書かれない 書かれない
合格ライン 書かれない 書かれない

不合格メールには「あなたの合格正答率までのおおよそのポイント差」として、次の4つの区分のどれかが書かれます。

区分 メールの定義 145問に直すと
A 0%〜10% あと 0〜14問程度
B 11%〜20% あと 16〜29問程度
C 21%〜50% あと 31〜72問程度
D 51%以上 あと 74問以上

メールの注記は「合格ライン到達まであと何問程度正答する必要があったかを、問題セット全体に対する割合で表したもの」です。メールの文面にも「合格正答率」とあるので、合格ラインは正答率で決まっていることが分かります。

不合格メールの区分から、合格ラインの上限を逆算する

区分と分野別得点率の両方が分かれば、合格ラインを挟み込めます。note に公開されている2025年第5回の不合格メール(区分 A)の分野別得点率は次のとおりでした。

結果メールの分野 得点率 当サイトの模試の問題数
1. 人工知能とは・人工知能をめぐる動向 50% 20問
2. 機械学習の概要 58% 20問
3. ディープラーニングの概要 52% 20問
4. ディープラーニングの要素技術 58% 21問
5. ディープラーニングの応用例 57% 25問
6. AIの社会実装に向けて 81% 8問
7. AIに必要な数理・統計知識 66% 9問
8. AIに関する法律と契約・AI倫理・AIガバナンス 60% 22問

分野ごとの出題数は非公開なので、当サイトの模試の配分(シラバスの項目数から決めた145問の内訳)で重みを付けると、この人の総合の正答率は 約58% です。8分野を単純に平均すると約60%、切り捨て分を足しても61%程度です。

この人は不合格で、区分は A(合格ラインまで 0〜10%)でした。つまり、

となり、この回の合格ラインは6割弱〜7割程度のどこかと絞り込めます。1人分のデータで、分野の重みも推定なので幅は残りますが、「8割ないと受からない」ということはなさそうです。

ほかの材料も、同じ方向を指しています。

145問なら何問か

合格ラインを正答率で置いたときの問題数です。本番は「145問程度」なので、回によって数問ずれます。

正答率 145問中 位置づけ
60% 87問 上の逆算の下限あたり
65% 95問
70% 102問 「7割」説。上の逆算の上限あたり
80% 116問 当サイトの模試の目標ライン

オンライン試験は100分なので1問あたり約41秒、会場試験は120分で約50秒です。合格ラインが6〜7割でも、最後まで解き切れずに後半を落とすと届きません。時間配分の練習は、合格ラインを気にするより効きます。

オンラインと会場で合格率が10ポイント以上違う

2026年から会場試験(テストセンターでの受験)が始まり、JDLA は受験形式ごとの合格率を出しています。

回 オンライン(100分) 会場(120分) 差
2026年第2回 78.83% 64.83% 14.0ポイント
2026年第3回 85.02% 70.29% 14.7ポイント
2026年第5回 79.93% 62.56% 17.4ポイント

JDLA はオンラインと会場を「同一の資格」としていて、問題数も同じ145問程度です。会場のほうが20分長いのに、合格率は毎回14〜17ポイント低くなっています。理由は公表されていませんが、合格ラインが会場だけ高いとは考えにくく、受験する人の層や受験環境の違いが出ていると当サイトは見ています。自宅で資料を見ながら解けるかどうかはカンペの記事で整理していますが、1問41秒では調べる時間はほぼありません。会場で受ける人は、合格率8割という数字をそのまま当てにしないでください。

模試で何%を目標にするか

合格ラインが6〜7割と推定できても、当サイトの模試は80%を目標ラインにしています。理由は次のとおりです。

具体的な目安は次の2つです。

  1. 初めて解く模試で80%を超える。 当サイトの模擬試験は本番と同じ145問・100分で、400問からランダムに出るので、解くたびに組み合わせが変わります。
  2. 結果メールの8分野にあたる章で、60%未満を残さない。 上の不合格例は8分野中5分野が50%台でした。

章別の正答率は章別演習で出せます。結果メールの分野と当サイトの章は、次のように対応しています。

結果メールの分野 当サイトの章
1. 人工知能とは・人工知能をめぐる動向 第1章 人工知能とは/第2章 人工知能をめぐる動向
2. 機械学習の概要 第3章 機械学習の概要
3. ディープラーニングの概要 第4章 ディープラーニングの概要
4. ディープラーニングの要素技術 第5章 ディープラーニングの要素技術
5. ディープラーニングの応用例 第6章 ディープラーニングの応用例
6. AIの社会実装に向けて 第7章 AIの社会実装に向けて
7. AIに必要な数理・統計知識 第8章 AIに必要な数理・統計知識
8. AIに関する法律と契約・AI倫理・AIガバナンス 第9章 法律と契約/第10章 倫理・ガバナンス

一度落ちた人は、結果メールで得点率が低かった分野を上の表で章に読み替え、その章を「範囲の全問」で解き直してから模試に進んでください。勉強の進め方全体は勉強時間と学習計画にまとめています。

よくある質問

何問正解で合格ですか? 公式非公開です。不合格メールの区分から逆算すると6割弱〜7割程度(145問中87〜102問)と推定できますが、当サイトは116問(80%)を目標にしています。

合格ラインは回によって変わりますか? 公表されていません。メールの「合格正答率までのポイント差」という書き方から、正答率で線を引いていることは分かりますが、その線が毎回同じかどうかは分かりません。

自分の総合点は分かりますか? 分かりません。分野別の得点率だけが小数点以下切り捨てで通知されます。分野ごとの問題数も非公開なので、分野別の得点率から総合点を正確に出すこともできません。

不合格メールの区分 A は惜しかったということですか? はい。合格ラインまであと問題全体の10%以内、145問なら14問程度以内だったという意味です。区分 C・D なら、範囲の一部が手つかずだった可能性が高いので、模試の前に章別演習から始め直してください。

合格率が8割なら、勉強しなくても受かりますか? 受験者の多くは企業の研修や自主学習で準備してから受けています。それでもオンラインで5人に1人、2026年第5回の会場試験では3人に1人以上が落ちています。

参考

問題を解いて確認する。G検定の章別演習と模擬試験は無料で使えます。