G検定は申込開始から試験日まで約7週間あり、申込締切から試験日までは約9日です。多くの人は申込と同時に勉強を始めるため、実質6週間で仕上げることになります。この記事では、前提知識別の必要時間と、6週間・3週間の具体的なスケジュールを示します。
先に要点です。
- 合格者の勉強時間は30〜50時間が最多(JDLAの合格者アンケート)
- 文系・非ITなら50〜80時間、IT経験者なら30〜50時間、機械学習経験者なら15〜25時間
- 6週間なら平日1時間+休日3時間で約60時間。3週間なら平日2時間+休日4時間で約50時間
- 時間配分は第3〜6章(機械学習・ディープラーニング)に半分、法律・倫理に2割
- 最後の1週間は模擬試験と復習に充て、新しい教材を増やさない
必要な勉強時間の目安
| 前提知識 | 目安 | 期間の例 | 時間がかかる分野 |
|---|---|---|---|
| 文系・非IT | 50〜80時間 | 2か月 | 第4章・第5章の技術用語、第8章の数理 |
| IT系の業務経験あり、AIは未経験 | 30〜50時間 | 1〜1.5か月 | 第9章・第10章の法律・倫理、モデル名の暗記 |
| 機械学習の実務経験あり | 15〜25時間 | 2〜3週間 | 第1章・第2章の歴史、法律・倫理 |
JDLAの合格者アンケートでは30〜50時間が最多の層で、次いで50〜100時間です。合格率が8割前後の試験ですが、無対策で受かる試験ではありません。会場試験の合格率が65〜70%と低いことから、知識だけで8割を取れる水準まで準備する必要があります。
章ごとの時間配分
出題の重さと覚える量に応じて、次の配分を目安にします。合計を50時間としたときの例です。
| 章 | 内容 | 配分 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 第1・2章 | 人工知能の定義と歴史 | 10% | 5時間 |
| 第3章 | 機械学習の概要 | 15% | 7.5時間 |
| 第4章 | ディープラーニングの概要 | 15% | 7.5時間 |
| 第5章 | 要素技術(CNN・RNN・Attention) | 15% | 7.5時間 |
| 第6章 | 応用例(画像・言語・音声・生成) | 15% | 7.5時間 |
| 第7・8章 | 社会実装、数理・統計 | 10% | 5時間 |
| 第9・10章 | 法律・倫理・ガバナンス | 20% | 10時間 |
第6章はモデル名が最も多く、第9章・第10章はケース問題で失点しやすい分野です。技術系の人ほど法律・倫理の配分を増やしてください。
6週間の標準スケジュール(約60時間)
平日1時間、休日3時間の想定です。
| 週 | やること | 時間 |
|---|---|---|
| 第1週 | 公式テキストまたはWeb参考書を第1〜4章まで通読。理解しきれなくても止まらない | 10時間 |
| 第2週 | 第5〜10章を通読。読み終えたら章別演習を第1〜3章 | 10時間 |
| 第3週 | 章別演習を第4〜6章。間違えた問題は解説から参考書の該当節に戻る | 10時間 |
| 第4週 | 章別演習を第7〜10章。法律・倫理はケース問題の考え方を解説で確認 | 10時間 |
| 第5週 | 模擬試験を1回。80%未満の章を復習モードで解き直す | 10時間 |
| 第6週 | 模擬試験をもう1回。弱点の節だけ参考書を再読。前日は新しいことをしない | 10時間 |
3週間の短期スケジュール(約50時間)
平日2時間、休日4時間の想定です。IT経験者や、一度学習したことがある人向けです。
| 週 | やること |
|---|---|
| 第1週 | テキストを第1〜6章まで通読しながら、各章の章別演習を解く。通読と演習を同じ日に行う |
| 第2週 | 第7〜10章を同様に。週末に模擬試験を1回、時間を計って解く |
| 第3週 | 模擬試験で落とした章を復習モードで解き直す。試験2日前に模擬試験をもう1回 |
3週間で文系・非ITの人が仕上げるのは難しいため、その場合は次の回に申し込むか、第4章・第5章を割り切って他の章で得点する戦略になります。
勉強法のポイント
読むより解く
G検定は用語の正確な理解を速く問う試験です。テキストを2周読むより、1周読んで問題を2周解く方が定着します。当サイトの問題は解説から参考書の該当節にリンクしているので、間違えたらその節だけ読み直します。
間違えた問題だけを回す
章別演習の復習モードで、間違えた問題だけを繰り返します。3回連続で正解した問題は除外して、残った問題に時間を集中させます。
時間を計る
本番は1問約41秒です。模擬試験を時間を計って解き、一度時間切れを経験しておくと、本番で「迷った問題は印を付けて先に進む」判断ができます。
チートシートを作る
シラバスの節ごとに用語と一言の定義、似た用語との違いを表にまとめる作業は、最も効率の良い整理法です。本番で見るためではなく作る過程に価値があります。詳しくはカンペ・チートシートの使い方を参照してください。
独学で失敗するパターン
- 教材を増やしすぎる: テキスト1冊と問題集1冊で十分。教材の選び方を参照
- テキストを完璧に理解してから問題に進もうとする: 第4章・第5章で止まって時間切れになる。分からなくても先に進み、問題を解きながら戻る
- 法律・倫理を後回しにする: 配点が2割あり、常識だけでは解けないケース問題が出る。第4週までに必ず一周する
- 直前に新しい教材を始める: 最後の1週間は復習と模擬試験だけ
まとめ
- 目安は30〜50時間。文系はその1.5倍を見込む
- 6週間なら1日1時間、3週間なら1日2時間
- 配分は機械学習・ディープラーニングに半分、法律・倫理に2割
- 読むより解く、間違えた問題だけを回す、時間を計る
- G検定 無料問題集・模擬試験とWeb参考書は登録不要で使えます
