2027年2月試験からシラバスが大幅に改訂されます。 この記事の章別の配分は 2026年10月試験までのシラバスに基づいています。2月以降に受ける人は改訂の解説記事を先に読んでください。新公式テキストの発売(11月24日)後に、この記事も 2027年版に更新します。
生成AIパスポートは、勉強時間よりも「何を、どの順番でやるか」で合否が決まる試験です。範囲は広いものの深さは求められないため、計画どおりに進めれば2週間で合格圏に届きます。
勉強時間の目安
| 前提知識 | 目安 |
|---|---|
| AI や IT をほとんど学んだことがない | 20〜30時間 |
| 業務で ChatGPT などを使っている | 15〜20時間 |
| IT パスポートや G 検定の学習経験がある | 10〜15時間 |
1日1時間なら2〜4週間、休日にまとめて取る形なら2週間で足ります。試験は年5回(2・4・6・8・10月)、申込は前月末が締切なので、逆算して「申込締切の2週間前」に勉強を始めれば間に合います。
章ごとの優先順位
シラバスは5章構成ですが、比重は均等ではありません。当サイトの問題集も、この比重に合わせて配分しています。
| 章 | 内容 | 優先度 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 第4章 | 情報リテラシー・法律・ガイドライン・AI新法 | 最優先 | 範囲が最も広く、ケース問題で失点しやすい |
| 第2章 | 生成AIの仕組み(VAE・GAN・Transformer・GPTの変遷) | 高 | 用語が多く、暗記で確実に取れる |
| 第3章 | RAG・AIエージェント・ディープフェイク | 高 | 2026年改訂で新設。出題されやすい |
| 第1章 | AIの基礎(機械学習の種類、ニューラルネット、歴史) | 中 | 他の資格の知識があれば短時間で済む |
| 第5章 | プロンプト制作と実例 | 中 | 実務経験があれば得点源。Temperature・Top-p などの用語だけ確認 |
2週間の学習計画(合計約20時間)
1〜3日目(各1時間): 全体像をつかむ テキストか当サイトの試験概要でシラバスの5章を一通り眺め、知らない用語に印を付けます。この段階では覚えようとしなくて構いません。
4〜7日目(各1.5時間): 第1章〜第3章を固める 1日1章のペースで、章別演習を10問ずつ解いては解説を読みます。間違えた問題は自動で記録されるので、翌日の最初に「間違えた問題だけ」モードで解き直してから次の章へ進みます。
8〜11日目(各2時間): 第4章に集中 第4章は問題数が多いので4日かけます。個人情報保護法(要配慮個人情報、匿名加工情報)、知的財産権(著作権侵害の類似性・依拠性、AI生成物の著作物性)、AI事業者ガイドライン(3つの主体、共通の指針10項目)、AI新法(罰則がない基本法)の4つの塊で整理すると覚えやすいです。
12日目(1時間): 第5章 プロンプトの4要素(Instruction・Context・Input Data・Output Indicator)、Zero-Shot と Few-Shot、Temperature と Top-p、生成AIの不得意なこと(文字数・計算・最新情報・芸術批評)を確認します。
13日目(1.5時間): 模擬試験1回目 模擬試験を本番と同じ60分で受けます。ここで大事なのは点数より時間配分です。1問1分のペースを体で覚えてください。終わったら章別の正答率を見て、弱い章を「間違えた問題だけ」モードで解き直します。
14日目(1.5時間): 模擬試験2回目と総復習 2回目の模試で80%を超えていれば準備完了です。超えなかった章だけ演習を追加します。
1ヶ月かけられる場合
上の計画をそのまま2倍に伸ばすのではなく、第4章の一次資料を読む時間に充ててください。個人情報保護委員会の生成AI利用に関する注意喚起、文化庁の「AIと著作権に関する考え方」の概要、AI事業者ガイドラインの概要資料は、いずれも無料で公開されています。原典を一度読んでおくと、ケース問題で「どの判断が正しいか」を根拠を持って選べるようになります。
教材の組み合わせ方
- テキストは1冊で十分です。 GUGA 公認のテキスト&問題集(JMAM)か、初心者ならマンガ版(KADOKAWA)のどちらか。比較は参考書の比較記事にまとめています。
- 演習は量が必要です。 テキスト付属の問題だけでは足りないので、当サイトの400問と模擬試験を併用してください。動画で学びたい人は Udemy 講座の比較も参考にしてください。
- スクールは必須ではありません。 この試験は独学で十分届きます。ただ「資格を取って終わり」ではなく、合格後に業務で生成AIを使うところまで一気に進めたい人には、月額制で講座を好きなだけ受けられる DMM 生成AI CAMP 学び放題(月額 16,280円、無料セミナーあり)のような選択肢もあります。まず無料セミナーで雰囲気を見てから判断してください。
- 過去問は存在しません。 GUGA は過去問を公開していないため、「過去問を探す」時間は無駄になります。シラバス準拠の練習問題で形式に慣れるのが正解です(過去問が無い理由と代わりの練習問題)。
よくある失敗
- 第1章・第2章の用語暗記に時間をかけすぎて、第4章が手薄になる。
- 2025年以前の古い教材を使い、RAG・AIエージェント・AI新法を知らないまま受験する。
- 模試を受けずに本番を迎え、時間切れになる。
この3つを避けるだけで、合格率は大きく上がります。
