生成AIパスポート › 記事

生成AIパスポート 2027年シラバス改訂で何が変わる?新旧の章構成、追加された用語、公式テキストの買い方

公開 2026.10.14

生成AIパスポートのシラバスは、2027年2月試験から大幅に変わります。 GUGA が 2026年10月1日に発表しました。2026年10月試験(10月1日〜31日)までは現行の 2026年シラバス、2027年2月試験(申込 10月1日〜2027年1月31日)からは新シラバスで出題されます。

変わるのは用語の追加だけではなく、章の名前と並びそのものです。第3章が「AIエージェント」に、第4章が「生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス」になり、中項目は 24 から 29 に増えます。公式テキストも発行元が GUGA から翔泳社に変わり、11月24日に書店に並びます。

この記事では、新旧のシラバスを章ごとに対照し、何が増えて何が減ったか、どちらの回を受けるべきか、テキストを買うときに間違えないための注意点をまとめます。

当サイトの参考書と400問の問題集は現時点で 2026年シラバス(10月試験まで)に対応しています。2027年版は新公式テキストの発売後に作り直し、12月中に公開する予定です。

いつから変わるのか

試験回 受験期間 申込期間 適用シラバス
2026年10月試験 10月1日〜31日 2026年8月1日〜9月30日(受付終了) 旧(2026年シラバス、公式テキスト第4版)
2027年2月試験 2027年2月1日〜28日 2026年10月1日〜2027年1月31日 新(2027年シラバス)
2027年4月試験以降 各偶数月 前回試験月の1日〜前月末 新

区切りはこの一度だけで、2027年2月以降はすべて新シラバスです。「新旧どちらでも受けられる移行期間」はありません。

なお、すでに合格している人の資格は無期限のまま有効です。改訂内容を学び直したい有資格者向けに「資格更新テスト」(eラーニング3時間+10問、6,600円、学生 3,300円)が 2027年2月から別途始まりますが、受けなくても資格が失効することはありません。更新テストの中身と受けるべき人は資格更新テストの記事にまとめています。

章構成の新旧対照表

章 旧(〜2026年10月試験) 新(2027年2月試験〜) 新の中項目
1 AI(人工知能) AIの基礎と歴史 AIの基本的な仕組み/機械学習/ニューラルネットワーク/AIの歴史
2 生成AI(ジェネレーティブAI) 生成AI Transformer 以降の技術革新/学習プロセス/生成(推論)プロセス/LLMの基礎/ChatGPTと主要モデルの動向/各モダリティの生成AI
3 現在の生成AIの動向 AIエージェント AIエージェントとは/RAG/仕組み/MCP・Agent Skills と外部連携/ツールと活用事例/リスク・安全性・評価
4 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス 基本マインドセット/代表的リスク/シャドーAIと企業コンプライアンス/AI出力の評価と検証/個人情報・プライバシー・秘密保持/著作権・知財・生成物の権利/AI倫理とAI事業者ガイドライン/AIガバナンスと社内ガイドライン/AI法・国際ルール・AI安全保障
5 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 生成AIの実践と活用事例 プロンプトエンジニアリング/文書作成/企画・マーケティング/クリエイティブ制作/データ分析・リサーチ/開発・業務自動化/業種別の活用

第1章と第2章は名前こそ変わりますが、内容の大半は現行シラバスから引き継がれます。大きく変わるのは第3章・第4章・第5章です。

章ごとに何が増えるか

GUGA は改訂のポイントを「AIエージェントの拡充」「リスク予防・倫理・ガバナンスの大幅拡充」「業務別・業種別の活用と出力の検証」の3つと説明しています。新シラバス(公開 PDF、10ページ)と公式テキストの目次から、章ごとに追加される項目を拾うと次のようになります。

第1章 AIの基礎と歴史

現行の第1章をほぼ引き継いだうえで、機械学習の種類が細かくなります。

第2章 生成AI

現行の第2章・第3章の技術部分を「学習」「生成(推論)」の流れで組み直しています。

第3章 AIエージェント(新設)

RAG 以外はほぼ新規の章です。用語の数がもっとも増えるのはここです。

第4章 生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス

中項目が 9 つあり、5 章の中でいちばん大きい章になります。現行第4章の法律分野(個人情報保護法・著作権・AI事業者ガイドライン・AI新法)はそのまま残り、そこに「組織でどう使うか」の視点が加わります。

第5章 生成AIの実践と活用事例

現行第5章のプロンプト制作は「プロンプトエンジニアリング」として残り、そのあとに業務別・業種別の活用が並びます。

減るもの・なくなるもの

「減る」といっても出題されなくなるわけではなく、置き場所が変わるだけのものが多い点に注意してください。

10月試験と2月試験、どちらを受けるべきか

すでに 10月試験に申し込んでいる人は、そのまま現行のテキストで受けてください。10月試験の出題範囲は変わりません。

これから申し込む人は、次の 2 択です。

申込は GUGA の受験申込ページから。申込の手順と注意点は申込ガイドにまとめています。

新しい公式テキストの買い方と注意点

現行版(10月試験まで) 改訂版(2月試験から)
書名 生成AIパスポート公式テキスト 第4版 AXリテラシー教科書 生成AIパスポート 公式テキスト 2027年試験シラバス対応
発行 GUGA 翔泳社(執筆は引き続き GUGA)
価格(税込) 製本 1,980円/電子 1,782円 製本 2,090円/電子 2,090円
仕様 — A5判・296ページ、章末に練習問題
入手先 製本は GUGA 公式ショップのみ 全国の書店、Amazon、楽天ブックス、翔泳社の販売サイト
発売 発売中 2026年11月24日(予約受付中)
受験申込時のセット購入 製本版のみ可 不可(別途購入)

注意点は 3 つです。

  1. 現行版から改訂版への交換・返品はできません。 GUGA が明記しています。2月試験を受けるつもりで第4版を買わないでください。
  2. 受験申込と同時のセット購入はなくなります。 改訂版は翔泳社の商業出版なので、申込ページからは買えません。書店か Amazon で別に注文します。
  3. 練習問題が付きます。 現行の第4版には演習問題がありませんでしたが、改訂版は章末に練習問題が入ります。それでも本番 60問の形式に慣れるには量が足りないので、問題集との併用は引き続き必要です。

改訂版を Amazon で予約する

PDF 版が欲しい人は、翔泳社の直販サイト(SEshop)で紙と PDF のセットが同じ 2,090円で買えます。Kindle 版は DRM 付きで検索や抜き出しがしにくいので、電子で読むなら PDF の方が使いやすいです。

当サイトの対応予定

まとめ

参考

※ 価格は 2026年10月時点の税込定価です。Amazon のアソシエイトとして、AI試験ドットコムは適格販売により収入を得ています。

問題を解いて確認する。生成AIパスポートの章別演習と模擬試験は無料で使えます。