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AI社会の基本理念とAI社会原則、共通の指針10項目

第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / 節 8

シラバスのキーワード: AI社会の基本理念人間の尊厳が尊重される社会(Dignity)多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会(Diversity & Inclusion)持続可能な社会(Sustainability)AI社会原則人間中心の考え方安全性・公平性プライバシー保護セキュリティ確保透明性アカウンタビリティ共通の指針教育・リテラシー公正競争確保イノベーション高度なAIシステムに関係する事業者に共通の指針

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3つの基本理念

2019年に日本政府が策定した「人間中心のAI社会原則」は、AI がもたらすべき社会の姿として3つの基本理念を掲げています。AI 事業者ガイドラインもこれを引き継いでいます。

理念 内容
人間の尊厳が尊重される社会(Dignity) AI に過度に依存したり、AI によって人間が操作されたりせず、人間の尊厳が守られる
多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会(Diversity & Inclusion) 多様な人々がそれぞれの幸せを追求できる
持続可能な社会(Sustainability) AI を格差や環境問題の解決に活かし、持続可能な社会をつくる

経済成長、効率性、完全自動化といったものは基本理念には含まれていません。

人間中心の考え方

AI は人間の能力を拡張し人々の幸福に資する道具であり、AI の利用が人間の尊厳や自律を損なったり、人間を操作したりしてはならないという考え方です。AI を使わないという主張でも、人間が責任を放棄する考え方でもありません。

共通の指針10項目

AI 事業者ガイドラインは、AI の事業活動を担うすべての主体が取り組むべき事項を10の「共通の指針」として整理しています。

指針 内容
人間中心 人権・尊厳・多様性の尊重
安全性 人の生命・身体・財産、精神、環境に危害を及ぼさないようリスクを評価し対策する
公平性 学習データの偏りなどによる不当な差別やバイアスが生じないよう配慮する
プライバシー保護 個人情報の適切な管理
セキュリティ確保 脅威への対策と脆弱性管理
透明性 AI の利用や判断の過程・根拠について適切な情報を提供し、検証可能にする
アカウンタビリティ AI がもたらす結果について責任の所在を明確にし、説明責任を果たす
教育・リテラシー 関係者への継続的な教育
公正競争確保 市場支配や過度なデータ集中の防止
イノベーション 相互運用性や知見の共有による革新の促進

「完全自動化の推進」は含まれていません。透明性はソースコードの全公開を必須とするものではなく、アカウンタビリティは会計処理の自動化ではありません。

高度なAIシステムに関係する事業者に共通の指針

2023年の G7 広島AIプロセスで合意された国際的な指針・行動規範を踏まえ、最先端の基盤モデルや生成AIシステムに関わる事業者に対して、開発から展開までのリスクの特定・軽減、脆弱性への対応、透明性の確保、電子透かしなどによる AI 生成コンテンツの識別などを求めるものです。開発者だけでなく提供者・利用者にも役割が示されています。中小企業限定の義務や価格の指針ではありません。

ケースで考える

採用選考に AI の書類スクリーニングを導入する場合は、学習データに性別や出身などの偏りがないか検証し(公平性)、AI 利用と判断基準を応募者に説明でき(透明性)、最終判断と責任は人間が負う体制にする(アカウンタビリティ)ことが原則に沿った取り組みです。人間が関与しない、利用を隠す、検証しない、という対応は原則に反します。

試験で問われる観点

この節の練習問題(16問)

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  1. 問1
    日本の「人間中心のAI社会原則」で掲げられている3つの基本理念の組み合わせとして正しいものを1つ選びなさい。
    1. 1人間の尊厳が尊重される社会(Dignity)、多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会(Diversity & Inclusion)、持続可能な社会(Sustainability)
    2. 2人間の尊厳が尊重される社会(Dignity)、公平性と説明責任が確保される社会(Fairness & Accountability)、透明性の高い社会(Transparency)
    3. 3安全性が確保される社会(Safety)、プライバシーが保護される社会(Privacy)、公正な競争が行われる社会(Fair Competition)
    4. 4経済成長が持続する社会(Growth)、多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会(Diversity & Inclusion)、教育とリテラシーが行き渡る社会(Literacy)
    答えと解説

    正解: 1

    2019年に政府が策定した「人間中心のAI社会原則」は、AIがもたらすべき社会の姿として、Dignity(人間の尊厳が尊重される社会)、Diversity & Inclusion(多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会)、Sustainability(持続可能な社会)の3つを基本理念に掲げています。AI事業者ガイドラインもこの理念を引き継いでいます。経済成長や効率性、完全自動化は基本理念として掲げられていません。

  2. 問2
    AI社会原則における「人間中心」の考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIの開発や利用によって生じる利益は、開発者や提供企業が優先的に得るべきであり、利用者はその判断に従う立場にあるという考え方
    2. 2AIは人間の能力を拡張し人々の幸福に資する道具であり、AIの利用が人間の尊厳や自律を損なったり、人間を操作したりしてはならないという考え方
    3. 3AIは人間の雇用を奪う存在であるため、人間の仕事を守るために企業や公共機関でのAIの利用を制限し、人間による作業を優先すべきだという考え方
    4. 4AIは人間より正確で公平な判断ができるため、重要な意思決定はAIに委ね、人間はその結果を受け入れて責任を負わないようにすべきだという考え方
    答えと解説

    正解: 2

    人間中心の原則は、AIを人間の能力を拡張し幸福を高めるための道具と位置づけ、AIによって人間の意思決定や感情が不当に操作されたり、人間の尊厳や自律性が損なわれたりしないことを求める考え方です。AIを使わないという主張ではなく、人間が責任を放棄する考え方でも、開発者の利益を優先する考え方でもありません。

  3. 問3
    AI事業者ガイドラインの「共通の指針」における「公平性」の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIの出力を利用者の属性にかかわらず同じ順番・同じ料金で提供し、開発には全社員を平等に参加させること
    2. 2AIの利用によって個人のプライバシーが侵害されないよう、個人情報の収集・利用・管理を適切に行うこと
    3. 3学習データの偏りなどによって、人種・性別・年齢などを理由とする不当な差別やバイアスがAIの判断に生じないよう配慮すること
    4. 4AIの判断の根拠や仕組みを利用者に説明できるようにし、出力がどのように導かれたかを検証可能な状態にしておくこと
    答えと解説

    正解: 3

    公平性の指針は、AIの学習データやアルゴリズムに含まれる偏り(バイアス)によって、特定の属性の人々が不当に不利な扱いを受けないよう、開発・提供・利用の各段階で配慮することを求めています。採用や融資の審査にAIを使う場合などに特に重要です。料金の均一化や表示順、開発への参加人数は、この指針が意味する公平性ではありません。

  4. 問4
    AIにおける「透明性」と「アカウンタビリティ」の説明の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1透明性: AIのソースコードと学習データを第三者に開示せず、企業の機密として保護すること。アカウンタビリティ: AIの判断に誤りがあった場合の損失を、利用者が自己責任として負担すること。
    2. 2透明性: AIの判断結果が属性によって偏らないよう、データや出力の公平性を検証すること。アカウンタビリティ: AIが扱う個人情報を暗号化して保護し、外部への漏えいを防ぐこと。
    3. 3透明性: AIがもたらす結果について責任の所在を明確にし、説明責任を果たすこと。アカウンタビリティ: AIの利用や判断の過程・根拠について、関係者に適切な情報を提供し検証可能にすること。
    4. 4透明性: AIの利用や判断の過程・根拠について、関係者に適切な情報を提供し検証可能にすること。アカウンタビリティ: AIがもたらす結果について責任の所在を明確にし、説明責任を果たすこと。
    答えと解説

    正解: 4

    透明性は、AIを使っていること、その判断の仕組みや根拠、限界などについて関係者が理解・検証できるよう適切に情報提供することを指します。アカウンタビリティ(説明責任)は、AIの利用によって生じた結果に対して誰が責任を負うのかを明確にし、説明できる体制を整えることです。両者の定義を入れ替えた説明は誤りです。ソースコードや学習データを開示しないことは透明性とは逆で、公平性の検証や個人情報の暗号化は別の価値原則に関する内容です。

  5. 問5
    AI事業者ガイドラインの「共通の指針」10項目に含まれないものを1つ選びなさい。
    1. 1完全自動化の推進
    2. 2教育・リテラシー
    3. 3公正競争確保
    4. 4イノベーション
    答えと解説

    正解: 1

    共通の指針は、人間中心、安全性、公平性、プライバシー保護、セキュリティ確保、透明性、アカウンタビリティ、教育・リテラシー、公正競争確保、イノベーションの10項目です。「完全自動化の推進」は含まれておらず、むしろ人間の関与や責任を重視する内容になっています。

  6. 問6
    AI事業者ガイドラインの共通の指針における「安全性」の内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIの出力や学習データを暗号化して保管・通信し、権限のない第三者が内容を読み取ったり改ざんしたりできないようにすること
    2. 2AIの開発・提供・利用を通じて、人間の生命・身体・財産、精神、環境に危害を及ぼさないよう、リスクを評価し対策を講じること
    3. 3AIのサーバーや設備を地震や停電に強い施設に設置し、災害時にもサービスを継続して提供できる体制を整えること
    4. 4AIの判断の根拠や学習データの出所を利用者に説明し、開発者がどのような意図で設計したかを明らかにすること
    答えと解説

    正解: 2

    安全性の指針は、AIシステムが人の生命・身体・財産、精神、さらには環境に危害を及ぼさないよう、リスクを評価し、適切な対策を講じることを求めるものです。物理的な建物の耐震性や決済方法、出力の暗号化は、この指針が主に扱う内容ではありません。

  7. 問7
    AI事業者ガイドラインの「高度なAIシステムに関係する事業者に共通の指針」の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1EUのAI規制法(AI Act)で定められたリスク分類に基づき、日本国内で高リスクのAIシステムを提供する事業者に対して、第三者機関による適合性評価の受検や、違反時の課徴金の支払いなどを義務付けるもの
    2. 2OECDのAI原則で合意された国際的な指針に基づき、AIを利用する国内のあらゆる事業者に対して、利用目的の届出や利用状況の年次報告、AI利用製品への価格表示などを法的義務として求めるもの
    3. 3G7の広島AIプロセスで合意された国際的な指針・行動規範に基づき、最先端の基盤モデルや生成AIシステムに関わる事業者に対して、リスクの特定・軽減や透明性の確保、電子透かしなどによるコンテンツ認証などを求めるもの
    4. 4G7の広島AIプロセスで合意された国際的な指針・行動規範に基づき、AIを業務で利用する一般の利用者に対して、プロンプトの記録や生成物の公表前検閲、利用料金の適正化などを求めるもの
    答えと解説

    正解: 3

    この指針は、2023年のG7広島AIプロセスで合意された「高度なAIシステムを開発する組織向けの国際行動規範」などを踏まえたもので、基盤モデルや生成AIといった高度なAIシステムに関わる事業者に、開発から展開までのリスク特定・軽減、脆弱性への対応、透明性の確保、電子透かしなどによるAI生成コンテンツの識別などを求めています。開発者だけでなく提供者・利用者にも役割が示されており、中小企業限定の義務や価格の指針ではありません。

  8. 問8
    採用選考にAIによる書類スクリーニングを導入する企業が、AI社会原則に沿って取り組むべきこととして最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIの判断は客観的で偏りがないため、応募者への説明や社内での検証は省略し、選考の効率を上げるためにAIの結果を人間が変更できない仕組みにする
    2. 2AIを利用していることを応募者に知らせると不安を与えるため公表せず、学習データの偏りは面接官の経験で補正し、最終判断はAIのスコア順に自動で行う
    3. 3過去の採用実績をそのまま学習させれば人間の主観が入らず公平な判断ができるため、学習データの検証は行わず、AIの判断結果をそのまま採用可否として通知する
    4. 4学習データに性別や出身などによる偏りがないか検証し、AIを利用していることと判断の基準を応募者に説明でき、最終判断と責任は人間が負う体制にする
    答えと解説

    正解: 4

    採用AIでは、過去の採用データに含まれる偏りを学習して特定の属性を不当に不利に扱うリスク(公平性)、AI利用や判断基準を説明できないリスク(透明性)、誰が責任を負うのか不明確になるリスク(アカウンタビリティ)が指摘されています。データの検証、応募者への説明、人間による最終判断と責任の明確化が原則に沿った取り組みです。人間が関与しない、利用を隠す、検証しないという対応はいずれも原則に反します。

  9. 問9
    「人間中心のAI社会原則」の3つの基本理念に含まれないものを1つ選びなさい。
    1. 1多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会(Diversity & Inclusion)
    2. 2持続可能な社会(Sustainability)
    3. 3完全自動化によって人間の労働をなくした社会(Full Automation)
    4. 4人間の尊厳が尊重される社会(Dignity)
    答えと解説

    正解: 3

    2019年に日本政府が策定した「人間中心のAI社会原則」の3つの基本理念は、人間の尊厳(Dignity)、多様性と包摂(Diversity & Inclusion)、持続可能性(Sustainability)です。完全自動化や経済成長、効率性は基本理念に含まれていません。

  10. 問10
    採用選考にAIの書類スクリーニングを導入する。AI事業者ガイドラインの共通の指針に沿った取り組みとして最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIの判断は客観的なので、人間は一切関与せずAIの判定結果をそのまま採否に反映する
    2. 2応募者にAIを使っていることを知らせると不安を与えるため、利用の事実は最後まで伏せる
    3. 3精度を上げるために、性別や出身地を重視して判定するよう学習データを調整する
    4. 4学習データの偏りを検証し、AI利用と判断基準を応募者に説明でき、最終判断と責任は人間が負う
    答えと解説

    正解: 4

    共通の指針のうち、公平性(学習データの偏りによる不当な差別やバイアスへの配慮)、透明性(AIの利用や判断の根拠について適切な情報を提供する)、アカウンタビリティ(責任の所在を明確にし説明責任を果たす)に沿う取り組みが適切です。人間が関与しない運用、利用の事実を伏せること、性別や出身地を重視する調整はいずれも指針に反します。

  11. 問11
    AI事業者ガイドラインの共通の指針における「透明性」の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIの利用や判断の過程・根拠について適切な情報を提供し、検証可能にすること
    2. 2AIのソースコードをすべて一般に公開し、誰でも改変できるようにすること
    3. 3AIの判断に対する責任の所在を明確にし、説明責任を果たすこと
    4. 4市場の支配や過度なデータの集中を防ぎ、公正な競争を確保すること
    答えと解説

    正解: 1

    透明性は、AIの利用や判断の過程・根拠について適切な情報を提供し、検証可能にすることで、ソースコードの全公開を必須とするものではありません。責任の所在の明確化と説明責任はアカウンタビリティ、公正な競争の確保は公正競争確保の指針です。

  12. 問12
    AI事業者ガイドラインの共通の指針は10項目ある。これに含まれないものを1つ選びなさい。
    1. 1プライバシー保護
    2. 2完全自動化の推進
    3. 3安全性
    4. 4公平性
    答えと解説

    正解: 2

    共通の指針10項目は、人間中心、安全性、公平性、プライバシー保護、セキュリティ確保、透明性、アカウンタビリティ、教育・リテラシー、公正競争確保、イノベーションです。完全自動化の推進は含まれていません。

  13. 問13
    「人間中心」の考え方の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIは人間の仕事を奪うため、社会からAIの利用をできる限り排除していくべきである
    2. 2AIが判断した結果については、人間はその責任を負わなくてよいという考え方である
    3. 3AIは人間の能力を拡張する道具であり、利用が人間の尊厳や自律を損なったり人間を操作したりしてはならない
    4. 4AIの判断は人間より正確なので、重要な意思決定はAIに委ね、人間はその結果に従うべきである
    答えと解説

    正解: 3

    人間中心の考え方は、AIを人間の能力を拡張し人々の幸福に資する道具と位置づけ、AIの利用が人間の尊厳や自律を損なったり、人間を操作したりしてはならないというものです。AIに意思決定を委ねて従う考え方、AIを使わないという主張、人間が責任を放棄する考え方はいずれも違います。

  14. 問14
    「高度なAIシステムに関係する事業者に共通の指針」の出所と内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 11956年のダートマス会議で合意された研究倫理を踏まえ、AI研究者に研究論文の全文公開と査読を義務づける
    2. 22025年のAI新法で定められた罰則付きの義務で、違反した事業者には罰金が科されることになっている
    3. 3EUのAI規制法をそのまま日本語に翻訳したもので、日本国内の事業者には適用されない指針である
    4. 42023年のG7広島AIプロセスの国際指針を踏まえ、基盤モデルに関わる事業者にリスク軽減や透明性確保を求める
    答えと解説

    正解: 4

    高度なAIシステムに関係する事業者に共通の指針は、2023年のG7広島AIプロセスで合意された国際的な指針・行動規範を踏まえ、最先端の基盤モデルや生成AIシステムに関わる事業者に、リスクの特定・軽減、脆弱性への対応、透明性の確保、電子透かしなどによるAI生成コンテンツの識別などを求めるものです。ダートマス会議、AI新法の罰則、EU法の翻訳という説明は誤りです。

  15. 問15
    融資の審査にAIを使う銀行が、「学習データに特定の地域や性別による偏りがないかを検証し、不当な差別が生じないようにする」取り組みを行った。これは共通の指針のどれに最も対応するか。1つ選びなさい。
    1. 1公平性
    2. 2イノベーション
    3. 3公正競争確保
    4. 4教育・リテラシー
    答えと解説

    正解: 1

    公平性は、学習データの偏りなどによる不当な差別やバイアスが生じないよう配慮する指針です。イノベーションは革新の促進、公正競争確保は市場支配やデータ集中の防止、教育・リテラシーは関係者への継続的な教育を指します。

  16. 問16
    基本理念「持続可能な社会(Sustainability)」の内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1AIの学習に使う電力を将来にわたり増やし続けられる体制を整える
    2. 2AIを格差や環境問題の解決に活かし、持続可能な社会をつくる
    3. 3AIの利用によって企業の利益を長期にわたり持続的に成長させる
    4. 4AIシステムを長期間停止させずに安定して稼働させ続ける
    答えと解説

    正解: 2

    持続可能な社会(Sustainability)は、AIを格差や環境問題の解決に活かし、持続可能な社会をつくるという基本理念です。企業の利益の成長、システムの連続稼働、電力の確保は理念の内容ではありません。