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その他の主要生成AI:Gemini、Claude、Copilot

第2章 生成AI(ジェネレーティブAI) / 節 5

シラバスのキーワード: GeminiClaudeCopilot

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主要な対話型生成AIは1社ではない

対話型の生成AIは OpenAI の ChatGPT だけではなく、複数の企業が提供しています。試験では「開発元と製品名の対応」と「それぞれの特徴」が問われます。

製品 開発元 特徴
Gemini Google(Google DeepMind) マルチモーダルな生成AI。以前の対話サービス「Bard」の後継。Google 検索、Gmail、Google ドキュメントなどに組み込まれている
Claude Anthropic AI の安全性を重視する方針を掲げ、憲法のような原則に沿って振る舞いを調整する手法(Constitutional AI)で知られる。長い文書の読解、文章作成、コーディングに強み
Copilot Microsoft Windows や Microsoft 365(Word、Excel、PowerPoint、Teams)に組み込まれた生成AIアシスタント。OpenAI と提携し、GPT 系のモデルを中核に利用

混同しやすい点

使い分けの考え方

各社のモデルは得意分野、扱える情報の種類、利用条件(データの学習利用の有無、法人向けプランの内容)が異なります。業務で使う場合は、入力データの扱いを利用規約で確認し、用途に応じて使い分けることが望ましいとされています。

試験で問われる観点

この節の練習問題(8問)

答えを見る前に選んでから開いてください。同じ問題は章別演習でランダム出題されます。

  1. 問1
    生成AI「Gemini」を開発している企業として正しいものを1つ選びなさい。
    1. 1Google
    2. 2OpenAI
    3. 3Anthropic
    4. 4Meta
    答えと解説

    正解: 1

    GeminiはGoogle(Google DeepMind)が開発したマルチモーダルの生成AIモデル・サービスで、以前「Bard」として提供されていた対話サービスの後継にあたります。Google検索やGmail、Googleドキュメントなどのサービスにも組み込まれています。OpenAIはChatGPT、AnthropicはClaude、MetaはLlamaをそれぞれ開発しています。

  2. 問2
    生成AI「Claude」の開発元と特徴の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1OpenAIが開発しており、GPT-4の後継として公開され、画像生成と音声対話に強みがある。
    2. 2Anthropicが開発しており、安全性を重視した設計方針を掲げ、長い文書の読解や文章作成に強みがある。
    3. 3Microsoftが開発しており、Windowsに標準搭載され、Officeの各アプリと連携した文書作成に強みがある。
    4. 4Googleが開発しており、検索エンジンと連携した最新情報の取得や、Gmailなどの自社サービスとの統合に強みがある。
    答えと解説

    正解: 2

    ClaudeはアメリカのAnthropicが開発する生成AIで、AIの安全性を重視する方針のもと、憲法のような原則に沿って振る舞いを調整する手法(Constitutional AI)などで知られます。長い文書の読み込みや自然な文章生成、コーディングに強みがあります。Microsoftの製品はCopilot、Googleの製品はGemini、GPT-4はOpenAIのモデルで、Claudeとは別のものです。

  3. 問3
    Microsoftの「Copilot」の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1Microsoftが開発したWebブラウザおよび検索エンジンの名称で、Bingの検索結果をもとに回答するが、自社開発のモデルのみを利用している。
    2. 2Anthropicが提供する対話型AIで、Microsoftとの提携によりWindowsやOfficeにも標準搭載され、Claudeモデルを活用している。
    3. 3WindowsやWord・Excel・Teamsなどのアプリケーションに組み込まれた生成AIアシスタントで、OpenAIのモデルなどを活用している。
    4. 4Googleが提供する検索エンジンやGmail・ドキュメントなどのサービスに組み込まれた生成AIアシスタントで、Geminiモデルを活用している。
    答えと解説

    正解: 3

    CopilotはMicrosoftが提供する生成AIアシスタントの総称で、WindowsやMicrosoft 365(Word、Excel、PowerPoint、Teamsなど)に組み込まれ、文書の下書き、表の分析、会議の要約などを支援します。MicrosoftはOpenAIと提携しており、GPT系モデルを中核に利用しています。ブラウザや検索エンジンの名称ではなく、Anthropicの製品でもありません。Gmailやドキュメントに組み込まれGeminiを使うのはGoogleのアシスタントです。

  4. 問4
    主要な生成AIサービスに関する記述として、不適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1ChatGPT、Gemini、Claudeはいずれも大規模言語モデルをもとにした対話型の生成AIである。
    2. 2Microsoft CopilotはOfficeアプリと連携し、業務文書の作成や要約を支援する。
    3. 3各社のモデルは得意分野や利用条件が異なるため、用途に応じて使い分けることが望ましい。
    4. 4生成AIサービスは1社しか存在せず、すべての対話型AIはOpenAIが提供している。
    答えと解説

    正解: 4

    対話型の生成AIはOpenAI(ChatGPT)のほか、Google(Gemini)、Anthropic(Claude)、Microsoft(Copilot)など複数の企業が提供しており、1社独占ではありません。ChatGPT・Gemini・Claudeが大規模言語モデルをもとにした対話型AIであること、CopilotがOfficeアプリと連携すること、用途に応じて使い分けるのが望ましいことは、いずれも正しい記述です。

  5. 問5
    WordやExcel、Teamsの中で、会議の要約や文書の下書きを生成AIに手伝わせたい。この用途で最も直接的に該当する製品を1つ選びなさい。
    1. 1Microsoft Copilot。Microsoft 365に組み込まれ、Office文書の作成や要約を支援する
    2. 2Gemini。Google検索やGmail、Googleドキュメントに組み込まれて文書の作成や要約を支援する
    3. 3Claude。Anthropicが開発し、安全性を重視する方針のもとで長い文書の読解や文章作成に強い
    4. 4Sora。テキストの指示から動画を生成する、OpenAIが2024年に発表した生成AIのサービス
    答えと解説

    正解: 1

    Microsoft Copilotは、WindowsやMicrosoft 365(Word、Excel、PowerPoint、Teams)に組み込まれた生成AIアシスタントで、業務文書の作成や要約を支援します。GeminiはGoogleのサービスに組み込まれ、ClaudeはAnthropicの生成AI、SoraはOpenAIの動画生成で、Office内での支援に直接該当するのはCopilotです。

  6. 問6
    主要な生成AIと開発元の対応に関する記述として、不適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1MicrosoftはOpenAIと提携し、CopilotにGPT系のモデルを利用している
    2. 2ChatGPTはMicrosoftが開発した製品で、OpenAIはその販売を担当している
    3. 3GeminiはGoogleが開発したマルチモーダルな生成AIで、Bardの後継である
    4. 4ClaudeはAnthropicが開発し、AIの安全性を重視する方針を掲げている
    答えと解説

    正解: 2

    GeminiはGoogle、ClaudeはAnthropic、ChatGPTはOpenAIの開発です。MicrosoftはOpenAIに出資し提携してCopilotにGPT系モデルを使っていますが、ChatGPTの開発元ではありません。「ChatGPTはMicrosoftが開発」という記述は誤りです。

  7. 問7
    Claudeの特徴の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1Microsoftが開発し、WindowsとWordやExcelなどのOfficeアプリに組み込まれた業務支援の生成AIである
    2. 2OpenAIが開発し、2022年11月に公開されて世界的に普及した、GPTシリーズをもとにした対話型の生成AIである
    3. 3Anthropicが開発し、安全性を重視して原則に沿って振る舞いを調整する手法で知られ、長文の読解や文章作成に強い
    4. 4Googleが開発し、検索やGmail、ドキュメントに組み込まれたマルチモーダルな生成AIで、Bardの後継にあたる
    答えと解説

    正解: 3

    ClaudeはAnthropicが開発した生成AIで、AIの安全性を重視する方針を掲げ、憲法のような原則に沿って振る舞いを調整する手法(Constitutional AI)で知られます。長い文書の読解、文章作成、コーディングに強みがあります。検索やGmailへの組み込みはGemini、WindowsとOfficeへの組み込みはCopilot、2022年11月公開はChatGPTの説明です。

  8. 問8
    業務で複数の生成AIサービスを使い分けるときの考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
    1. 1対話型の生成AIはOpenAIの1社しか提供していないため、使い分けを検討する必要はない
    2. 2どのサービスも入力データを学習に使わないことが法律で保証されているため、利用規約の確認は不要である
    3. 3最も有名なサービスを1つ選び、機密情報を含むすべての業務でそのサービスだけを使う
    4. 4各社のモデルは得意分野や利用条件が異なるため、入力データの扱いを利用規約で確認し、用途に応じて使い分ける
    答えと解説

    正解: 4

    対話型の生成AIはOpenAIのほかGoogle(Gemini)、Anthropic(Claude)、Microsoft(Copilot)など複数の企業が提供しており、得意分野や、入力データが学習に使われるかどうかといった利用条件が異なります。業務で使う場合は利用規約で入力データの扱いを確認し、用途に応じて使い分けるのが適切です。1社しかないという前提、法律で学習利用の禁止が保証されているという前提、機密情報を無条件に1つのサービスに入れる運用はいずれも誤りです。