SaaS型の特殊性
AIサービスを、モデルを利用者に引き渡すのではなくクラウド上でサービスとして提供する形態がSaaS型です。提供者はモデルを自社で管理し続けるため、複数の利用者に同じモデルを提供でき、更新も容易です。一方で、利用者の入力データが提供者側に渡り、モデルの改善(学習)に使われることがあるという特殊性があります。
利用者側の確認事項
- 入力データを学習に利用するか、拒否(オプトアウト)できるか
- データの保存場所(国・地域)と保存期間、削除の条件
- 機密情報や個人情報を入力してよい契約条件か(法人向け契約では学習利用しない条項が一般的)
- 出力の権利の帰属と商用利用の可否
- 精度が保証されないことと、出力の確認責任は利用者にあること
提供者側の契約条項
利用規約で、サービスの内容、データ利用権(入力データや出力を提供者がどの範囲で利用できるか)、知的財産の帰属、精度や結果に関する免責、サービスの変更・停止、保守やモデル更新の条件を定めます。モデルの更新によって出力が変わりうることも明記されます。
試験で問われる観点
- SaaS型では入力データの学習利用が論点
- オプトアウトや保存場所の確認
- 精度は一般に保証されず、出力確認は利用者の責任
- データ利用権と知財の帰属を規約で定める