GAN
敵対的生成ネットワーク(2014年、イアン・グッドフェロー)は、本物らしいデータを作る生成器と、本物と偽物を見分ける識別器を競わせる枠組みです。識別器を欺けるように生成器を、見破れるように識別器を交互に学習させ、生成器は本物と見分けがつかないデータを作れるようになります。畳み込み層を用いたDCGANが高品質な画像生成の基礎になりました。学習が不安定になりやすく、同じような画像ばかり生成するモード崩壊が課題です。
画像変換
- Pix2Pix: 「線画と完成画」のように対になった画像ペアで学習する条件付きGAN
- CycleGAN: 変換して戻すと元に戻るという循環一貫性の制約により、対応関係のない2つの画像群(馬とシマウマ、夏と冬)から相互変換を学習
拡散モデル
データにノイズを段階的に加えていく過程を逆向きにたどり、ノイズから少しずつノイズを除去してデータを生成するモデルです。GANより学習が安定し多様な生成ができるため、Stable DiffusionやDALL-Eなどテキストから画像を生成するモデルの主流になっています。
NeRF
複数の視点から撮影した画像から、3次元シーンを「位置と方向を入力すると色と密度を出力するニューラルネットワーク」として表現し、任意の視点からの画像を生成する手法です。
応用と注意点
画像生成のほか、WaveNetなどによる音声生成、LLMによる文章生成が実用化しています。生成モデルは学習データに似た出力やほぼ同一の出力をすることがあり、著作権や個人情報の観点で生成物の扱いを確認する必要があります。
試験で問われる観点
- GANの生成器と識別器、モード崩壊
- Pix2Pix(対あり)とCycleGAN(対なし)
- 拡散モデルはノイズ除去過程の学習
- NeRFは3次元シーンの表現