転移学習とファインチューニング
ImageNetのような大規模データで事前学習したモデルの知識を、データが少ない別のタスクに活用する方法です。転移学習は事前学習済みの層を固定して特徴抽出器として使い、出力層だけを新しく学習します。ファインチューニングは事前学習済みの重みを初期値として、全体または一部の層を新しいデータで再学習します。どちらもゼロから学習するより少ないデータで高い精度に到達できます。
Few-shot、One-shot、Zero-shot
新しいタスクに与える例の数によって、Few-shot(数例)、One-shot(1例)、Zero-shot(例なし、タスクの説明だけ)と呼び分けます。LLMではプロンプトに例を含める文脈内学習として、CLIPでは学習していないクラスの分類として現れます。
自己教師あり学習と半教師あり学習
- 自己教師あり学習: ラベルなしデータから「文の一部を隠して当てる」「画像の一部から残りを予測する」のように、データ自体から教師信号を作って学習する。BERTやGPTの事前学習はこの方式で、大量のラベルなしテキストを活用できる
- 半教師あり学習: 少量のラベル付きデータと大量のラベルなしデータを併用する。ラベルなしデータに疑似ラベルを付けて学習する方法などがある
ラベル付き画像が少なくラベルなし画像が大量にある場合、事前学習済みモデルのファインチューニングと、半教師あり・自己教師あり学習の併用が有効です。
破滅的忘却
学習済みのモデルに新しいタスクを追加で学習させると、以前のタスクの性能が大きく低下する現象です。継続学習の主要な課題で、重要なパラメータの変化を抑える手法などが研究されています。
試験で問われる観点
- 転移学習(層を固定)とファインチューニング(再学習)の違い
- Few-shot・One-shot・Zero-shotの意味
- 自己教師あり学習はデータから教師信号を作る(BERT、GPT)
- 破滅的忘却の意味



