AIガバナンスとは
AI倫理の原則を、組織の体制・プロセス・ルールとして実践する仕組みです。ガイドラインがソフトローである以上、各組織が自主的にガバナンスを構築することが求められます。
主な取り組み
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| AIポリシー | 組織としてAIの開発・利用で守る方針を策定し公表する |
| 倫理アセスメント | 企画・開発段階で公平性・安全性・プライバシーなどへの影響を事前に評価する。一度きりではなく、モデルや環境の変化に応じて繰り返す |
| AIに対する監査 | 内部監査や第三者による外部監査で、ポリシーの遵守や性能・公平性を検証する |
| 人間の関与 | 重要な判断は人間が最終決定する、または人間が監視して介入できる体制(ヒューマン・イン・ザ・ループ)を維持する |
| モニタリング | 運用中の性能、データの分布の変化、公平性の指標、苦情を継続的に監視する |
| 再現性 | 同じデータと設定で同じ結果が得られるよう、コード・データ・環境・乱数を管理する |
| トレーサビリティ | どのデータで、誰が、どの設定で学習し、どう判断したかを追跡できるよう記録する |
| ダイバーシティ | 開発チームや評価者に多様な背景の人を含め、偏った視点を防ぐ |
体制
経営層の関与、倫理委員会や責任者の設置、部門横断の連携、従業員への教育、ステークホルダー(利用者、影響を受ける人々)との対話が体制面の要素です。問題が起きたときの報告・対応の手順も定めておきます。
試験で問われる観点
- 倫理アセスメントは事前に、かつ繰り返し行う
- 監査は第三者も含む
- 人間の関与とモニタリングは運用中も続ける
- 再現性とトレーサビリティの違い