G検定と生成AIパスポートは、どちらも受験資格なし・オンライン受験・合格率約8割の「AIリテラシー資格」で、比較されることが多い組み合わせです。結論から言うと、初めてなら生成AIパスポート、AIの技術全体を押さえたいならG検定、両方取るなら生成AIパスポート → G検定の順です。
比較表
| 項目 | 生成AIパスポート | G検定 |
|---|---|---|
| 主催 | 生成AI活用普及協会(GUGA) | 日本ディープラーニング協会(JDLA) |
| 開始 | 2023年 | 2017年 |
| 問う内容 | 生成AIの仕組み・使い方・法律・プロンプト | AI・ディープラーニング全般の技術と活用、法律・倫理 |
| 時間・問題数 | 60分・60問 | 100分・145問(オンライン) |
| 受験料 | 11,000円(学生5,500円) | 13,200円(学生5,500円) |
| 開催 | 年5回(2・4・6・8・10月) | 年6回(1・3・5・7・9・11月) |
| 合格率 | 約78〜80% | 77〜85%(オンライン) |
| 勉強時間の目安 | 20〜30時間 | 30〜50時間 |
| 数式 | ほぼ出ない | 第8章で基礎的な確率・統計が出る |
| 知名度 | 上昇中(検索数は前年比3倍以上) | 国内AI資格で最大。累計受験者20万人超 |
出題範囲はどこが重なるか
両方のシラバスを並べると、重なるのは次の領域です。
- AIの定義と歴史(第1次〜第3次AIブーム、ディープラーニングの登場)
- 機械学習の基本(教師あり・なし・強化学習、過学習)
- 生成AIの仕組みの概要(Transformer、LLM、拡散モデル)
- 法律(著作権法、個人情報保護法)とAI事業者ガイドライン
- AI倫理(バイアス、ハルシネーション、説明責任)
G検定の第1章・第2章・第9章・第10章と、生成AIパスポートの第1章・第2章・第4章が重なるイメージで、分量にするとG検定の3割程度です。
重ならない部分は次のとおりです。
- G検定だけ: CNN・RNNなどのモデルの仕組み、学習の最適化手法、評価指標、AIプロジェクトの進め方、数理・統計
- 生成AIパスポートだけ: プロンプトの書き方(第5章)、業務での生成AIの使い方とリスク管理の実例
どちらを先に受けるか
文系・非エンジニア・初めてのAI資格
生成AIパスポートから。範囲が狭く60問で終わり、日常業務で使う生成AIの話が中心なので理解しやすいです。合格後にG検定へ進むと、重なる3割を飛ばせるので勉強時間を10時間ほど短縮できます。
エンジニア・情報系の学生
G検定から。生成AIパスポートの技術部分はG検定の一部なので、G検定を持っていれば生成AIパスポートは10時間程度の追加学習で受けられます。ただし生成AIパスポート第4章の法律・ガイドラインはG検定より細かく出るので、そこだけ補います。
DX推進担当・企画職
業務で生成AIの社内ルールを作る立場なら生成AIパスポート、AI導入プロジェクトを企画する立場ならG検定です。両方取る価値が最も高い層でもあります。
両方取る場合の勉強法
- 生成AIパスポートの問題集とWeb参考書で、生成AIの仕組みと法律を固める(20〜30時間)
- 合格後、G検定の公式テキストで第3章〜第8章(機械学習・ディープラーニング・数理)を読む。ここが未習範囲の中心
- G検定の問題集で章別演習。第9章・第10章は生成AIパスポートの知識で半分は解ける
- G検定の模擬試験を時間を計って解く。145問100分の速さに慣れる
費用と時間の合計
| 受験料 | 勉強時間 | |
|---|---|---|
| 生成AIパスポートのみ | 11,000円 | 20〜30時間 |
| G検定のみ | 13,200円 | 30〜50時間 |
| 両方(生成AIパスポート → G検定) | 24,200円 | 45〜65時間 |
