インターネットリテラシーとは
インターネットリテラシーは、インターネットを安全かつ適切に利用するために必要な知識・技能・判断力の総称です。通信速度の測定やプログラミング言語のような道具ではなく、使う側の能力を指します。シラバスでは次の4つの要素で整理されています。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| テクノロジーの理解 | インターネットやサービスの仕組みを理解し、何が起きているかを把握できること |
| 情報リテラシー | 情報の真偽や信頼性を見極め、出典を確認し、適切に引用・発信できること |
| セキュリティとプライバシー | パスワード管理、更新、不審なメールへの警戒など、自分と他人の情報を守ること |
| デジタル市民権(デジタルシチズンシップ) | デジタル社会の一員として、権利と責任を理解し、他者を尊重して建設的に参加する姿勢や能力 |
生成AI時代の情報リテラシー
生成AIは、存在しない統計や出典をもっともらしく出力することがあります。AI が出した数値や引用を資料に使うときは、公的機関や一次資料に当たって実在を確かめるのが情報リテラシーの基本です。「AI の出力は客観的」「数字が細かいほど信頼できる」「複数の AI が同じ答えなら正しい」という判断はいずれも誤りです。
安全な利用の基本
- サービスごとに異なるパスワードを設定し、多要素認証を有効にする。同じパスワードの使い回しは、1つの漏えいが他のサービスへの不正ログイン(パスワードリスト攻撃)につながる。
- OS やアプリを最新の状態に更新する。
- 不審なメールの添付ファイルやリンクは開かず、送信元を確認する。
試験で問われる観点
- インターネットリテラシーは「能力」の総称。
- デジタル市民権は責任ある参加の姿勢。「何を書いても責任を問われない自由」ではない。
- 生成AIの出力は一次資料で確認する。
- パスワードの使い回しは不適切。