解釈性が必要な背景
ディープラーニングは高精度ですが、なぜその予測をしたかを人が読み取れないブラックボックスになります。医療診断、与信審査、採用、自動運転のように人の生活に大きく影響する場面では、判断根拠の説明が信頼性、公平性の検証、法的な説明責任の観点から求められます。こうした技術の総称が説明可能AI(XAI)です。
画像の注目領域の可視化
- CAM(Class Activation Mapping): グローバルアベレージプーリングを持つCNNで、最後の畳み込み層の特徴マップとクラスの重みから、予測に寄与した領域をヒートマップで示す
- Grad-CAM: 最後の畳み込み層の特徴マップとクラスに対する勾配を用いることで、GAPのないモデルにも適用できるようにした手法
医師から「画像のどこを見て判定したか」を求められた場合に使います。
モデル非依存の説明手法
| 手法 | 仕組み |
|---|---|
| LIME | 説明したい予測の近傍でサンプルを生成し、線形モデルなどで局所的に近似して特徴量の影響を示す |
| SHAP | 協力ゲーム理論のシャープレイ値に基づき、各特徴量の寄与を一貫した基準で公平に配分する |
| Permutation Importance | ある特徴量の値をシャッフルしたときの精度の低下量で、その特徴量の重要度を測る |
LIMEとSHAPはモデルの種類を問わず、画像・テキスト・表形式データに使えます。
試験で問われる観点
- XAIが必要なユースケース
- CAMとGrad-CAMの違い(GAPの要否)
- LIME(局所近似)とSHAP(シャープレイ値)の違い
- Permutation Importanceはシャッフルによる精度低下